塗装前に破風を修理

早くも2月に突入しました。

 

お正月はつい最近だったような。1か月はあっという間ですね。

 

さて、今回は破風の修理についてです。

 

前回、静岡市葵区M様邸の高圧洗浄について記事にさせていただきましたが、破風を含む劣化箇所も併せて記載させていただきました。

 

で、破風ですが、ここはとても傷みやすい箇所なのです。

 

どこかというと屋根や軒とからむ△の部分の板です。といってもわかりにくいと思うので写真を

赤い枠で囲った箇所の正面の板のことです。

 

木で作られることが多いのですが、雨の影響や紫外線の影響を受けやすいようで、脆くなってしまうことがよく見受けられます。

 

実際にM様邸では前回の塗装時に補修した跡がありました。

写真中央の四角く線の入っている部分です。

 

今回はというと△の反対の辺が劣化していました。

下の部分がスポンジ状にスカスカになり、つかむだけでボロボロと崩れてしまう状態です。

 

幸い上の屋根と接する部分は特に劣化していませんでした。

 

ですので、下の悪い部分を切り取り修理する工法を取りました。

 

切り取るとこんな感じです。

右側をみていただくとよくわかるかと思います。このように電ノコで劣化部を除去します。細かく言えば、劣化部からはみ出すように切り取ります。

 

その後、新たな木を縦横厚みの寸法を合わせてカットし、据えます。言い忘れましたが、据えやすいように端を斜めにカットしています。垂直に切ってしまうとビスが打ちにくくなってしまうためです。

据えるとこのようなになります。

 

逆光で見づらく申し訳ございません。汗

 

すき間にコーキングを詰め、通常通り下塗りからの塗装をかけて完了です。

破風は垂木や軒天を守るための大事な箇所です。また、家をぱっと見ると正面にあたる部分でもあり、美観という点でも見逃すことのできない部分だと思います。

 

今回、修理が完了しましたが、傷みやすい箇所ゆえ、10年後、20年後と見た時に、再度傷みが発生している可能性は否めません。それほど傷みやすい箇所という認識をしております。

 

それがゆえ、悪くなったら適切な修理を施す、こまめなメンテナンスの重要性を実感しております。

 

みなさまもぜひチェックしてみてください。