シーリングの役割と工法

予報通り、静岡は午後から雨です。

 

作業は中止して、いろいろとやりたいことをやっています。

そもそもシーリングって何?

シールと言えばわかりやすいかもしれません。

 

シールを貼るなどのあのシールです。

 

建築塗装で使用するのはぺたぺたと貼るシールではなく、シーリング材といって、皆さんの身近なもので例えると、ボンドや接着剤に近いかもしれません。固まるとゴムのようになります。

 

これで外壁のすき間を埋めて水の侵入を防いだり、建材同士がぶつからないように緩衝材としての役割を持っていたりいます。

シーリングは劣化する

輪ゴムと劣化の仕方は似ています。

 

古くなった輪ゴムは硬くなって切れやすくなったり、よく見てみると切れ目が入っていたりするかと思います。

 

これと同じでシーリング材も年数が経つと硬くなったり、割れたり、割けたりします。

 

目安で10年ほどと言われておりますが、実際は場所や工法によってさまざまで、一概には言えません。

 

ひとつ言えるのは紫外線に弱いので、影響を受けやすい場所や工法であるほど傷みは早い傾向にあります。

 

ではどのように処置するのか。

メンテナンス方法には打ち増しと打ち替えがある

正しい判断をするために

まずシーリングの役割を知ってください。

 

・蓋をして防水

・挟んで緩衝材

 

がメインです。

 

メンテナンスをした後にこの役割をきちんと果たせるのかが大切です。

 

この後何年持たせたいのか、次のメンテナンスまでどのくらいを想定しているのかなどの計画も判断基準になるので大切になってきます。

 

現在のお家の塗り替えでは、10年か15年に1度塗り替えることが多いかと思いますので、それに沿った判断を施工店に促すことが重要かと思います。

 

打ち増しなのか打ち替えなのか判断しやすくなるかと思います。

 

もし「シーリングは打たなくてもまだ大丈夫」といわれたら、「次の塗り替えまで持ちますか?」などと聞いてみるのも良いかと思います。